[4] 味噌の話
平成九年から喜平のカウンターに味噌が乗るようになりました。
店主の主人が若い頃通っていた自由が丘の焼鳥屋のカウンターに
いつも乗っていた味を再現したものです。
谷中しょうが、もろきゅう、里いも等野菜につけるのが
おいしいと思われていますが、意外と焼鳥にも合います。
ねぎまはもちろん、皮にも合います。
喜平にいらしたらまず味噌をお皿に少々とり、
焼鳥の焼けるのをお待ち下さい。
味噌だけでお酒が飲めてしまうという話も時々・・・
[3] 仕込みの話
喜平の仕込みは朝9時半から始まります。
肉を下処理し、1本1本丁寧に刺します。
串は鰻串といって
普通の焼鳥より長いものを使っています。
秤を使いなるべく同じサイズになるよう心がけてます。
全員主婦で美味しく召し上がっていただけるよう
心を込めて作業しております。
[2] たれの話
よく秘伝の「たれ」といわれますが
喜平の「たれ」には特別な秘伝はありません。
五十年余り何万本という焼き鳥を漬け込み焼いた結果出てくる味なのです。
「たれ」にはそこの店の個性が現れます。
最近塩焼きを好む方も多いのですが本当にその店の味を知るには
「たれ」焼きも一本くらい召し上がってみてはいかがでしょう。
[1] 炭の話
喜平使用の炭は備長炭の中でも最高といわれる
馬目樫(うばめがし)という木の炭です。
細長く曲がっていて馬の目のような節があります。
硬くて割るとカキーンという金属音。
高価な炭ですが香がよく風味のよい焼き上がりになります。
喜平のように古い店にはこのような彫りの看板があるはずです。
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